志賀高原で「畳コーナー付き客室」を探す理由
ベッドだけの洋室だと、小さな子どもが転がり回れる場所がありません。年配の家族と旅行するときも、椅子より畳に座ったほうが落ち着くという人は多いはずです。志賀高原はスキー場が集まるエリアなので洋室中心の宿も目立ちますが、探せば和室・和洋室タイプの客室を用意している宿はちゃんとあります。
正直、楽天トラベルの検索だけでは「畳コーナー」という条件で絞り込みにくいのが実情です。そこで今回は、プラン名に和室・畳の記載がある宿を実際の客室仕様まで確認したうえで4軒だけ選びました。件数を欲張らず、確認できた宿だけを紹介します。♨️
価格は2026年9月時点・2名1室1泊の目安です。シーズンや部屋タイプで変動するので、最終確認は予約ページで行ってください。
4軒を比較する
まず全体像をつかみたい人向けに、客室タイプと泉質、価格帯をまとめました。
| 宿名 | 客室タイプ | 泉質・風呂 | 価格帯(目安) | 評点 |
|---|---|---|---|---|
| 幸の湯 | 和室13畳(トイレ付) | 大浴場・サウナ | 16,974円〜 | 清潔感5.0 |
| ホテル一望閣 | スキーヤーズルーム8〜9畳 | 露天風呂・カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉 | 16,200円〜 | 風呂4.26 |
| 白い温泉 渓谷の湯 | 檜の間 和室10畳+6畳 | 露天風呂・単純泉 | 47,800円〜 | 夕食4.9 |
| ホテルタキモト | 和室8〜10畳(バスなし) | 大浴場・単純硫黄泉 | 12,000円〜 | 朝食4.44 |
こうして並べると、価格帯にかなり差があるのが分かります。子どもと気軽に泊まりたいなら1万円台の2軒、記念日や両親孝行なら渓谷の湯、というふうに目的で分けて読んでもらえればと思います。
畳コーナーでゆっくりできる志賀高原の宿
13畳の広々和室とアートな大浴場「幸の湯」

幸の湯は、プラン「シンプルステイ<素泊まり>」で和室13畳(トイレ付)を用意しています。16,974円という価格に対して13畳は正直広めで、子どもが布団の上を歩き回っても気になりません。
大浴場にはサウナも併設されており、評点は清潔感5.0と非常に高いのが目を引きます。朝食・夕食の評価はともに3.5です。
宿泊者専用のテントサウナ(水着着用)やスキーシミュレーターも用意されており、雪山帰りに体を動かしたい家族にも向いています。
硫黄泉の濁り湯に浸かる、8畳のスキーヤーズルーム「ホテル一望閣」

ホテル一望閣は上信越道信州中野ICより国道292号線にて45分という立地で、露天風呂付きの温泉が自慢の宿です。泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉、効能には疲労回復や関節痛が挙げられています。
畳コーナーとしては「価格重視★スキーヤーズルーム【8畳〜9畳】」が該当し、16,200円で朝食が付きます。畳が敷かれたコンパクトな部屋なので、荷物を広げても窮屈になりにくいのが利点です。
風呂の評価は4.26と、8項目のなかでいちばん高い数値です。公式サイトによると、「当館の源泉は、1800mの地点から引湯した、ほたる温泉地区でも珍しい濁り湯です。」とのことで、この地区でも珍しい乳緑色の湯というのが売りのようです。
寄せられている口コミには、「エアコン・冷蔵庫完備の部屋もあり、昼食も対応してくれる希少な宿」という声があります。畳の部屋とは別のフロアの話ですが、部屋によって設備の充実度が違う点は予約前に確認しておいたほうがよさそうです。
全評点4.6超え、贅沢な和室10畳+6畳「白い温泉 渓谷の湯」

4軒のなかでいちばん厚く書きたいのがこの宿です。白い温泉 渓谷の湯は、サービス4.8・立地4.68・客室4.63・設備4.58・風呂4.83・朝食4.9・夕食4.9・清潔感4.68と、8項目すべてが4.5を超えています。夕食・朝食がともに4.9というのは、正直かなり効きます。
畳コーナーは「檜の間」の和室10畳+6畳。価格は47,800円と4軒のなかで最も高めですが、信州牛の選べるメイン料理が付くプランで、記念日や両親孝行の旅行にちょうど良い部屋数です。
ふたつの泉質を飲み比べる湯めぐり
公式サイトによると、「渓谷の湯では単純泉の大浴場と、硫黄泉の露天風呂の異なるふたつの泉質の温泉があります。湧き水飲み場では、2種の湧き水を飲み比べられます。入浴前、入浴後にお試しください」とのことです。単純泉と硫黄泉、ふたつの湯を1回の宿泊で楽しめる宿は志賀高原でも多くありません。
投稿された口コミには、「お食事が、丁寧で、美味しい。信州の名産をいただきました。」という声もありました。トレッキング目的の家族連れの投稿で、朝食のシソジュースやたけのこ汁が印象に残ったようです。
静かすぎるほど静かな宿。畳の間で信州牛を囲む夜は、他の3軒とは明らかに違う体験になるはずです。
標高1,670mの見晴らしと単純硫黄泉「ホテルタキモト」

ホテルタキモトは高天ヶ原バス停より徒歩にて約2分という、志賀高原の中でもアクセスしやすい立地にあります。畳コーナーは「和室8〜10畳(バスなし)2〜4名」で、素泊まり12,000円というのは4軒のなかで最も手頃です。
泉質は単純硫黄泉で、効能にはアトピー・湿疹、リウマチ・神経病、疲労回復が並びます。朝食の評価は4.44、夕食は4.53と、食事面での満足度が高いのも特徴です。
公式サイトによると、「標高1,670mのホテルタキモトには、志賀高原の山々を見渡せる素晴らしい景色があります。」とのことです。標高が高いぶん夏でも涼しく過ごせるようで、冷房のない客室でも快適という口コミが投稿されていました。
ただ、こちらもバスなしの和室である点は、赤ちゃん連れなど入浴の手間を減らしたい家族には向き不向きが分かれるところです。
エリアと交通、予約の勘所
志賀高原・湯田中・渋エリアへは、JR長野駅から急行バスで1時間〜1時間40分ほど、上信越自動車道の信州中野ICからは車で30〜45分が目安です。4軒とも同じエリア内にありますが、送迎の有無や最寄りバス停は宿によって違うので、事前に確認しておくと当日慌てずに済みます。
畳コーナー付きの部屋は、洋室に比べて数が少ない傾向があります。特に週末やスキーシーズンの直前は埋まりやすいので、日程が決まったら早めに仮予約を入れておくことをおすすめします。
よくある質問
- 畳コーナーと和室は同じですか。
厳密には、洋室の一角に畳スペースがあるタイプと、部屋全体が和室のタイプの両方があります。今回の4軒は、いずれもプラン名に「和室」または畳数の記載がある部屋を紹介しています。
- 子どもと泊まるならどこが向いていますか。
価格を抑えたいなら幸の湯かホテルタキモト、少し余裕を持って過ごしたいならホテル一望閣が選びやすいと思います。
- 記念日や両親孝行の旅行にはどこが良いですか。
評点が全項目で高い白い温泉 渓谷の湯が、食事も含めて満足度を狙いやすい宿です。
まとめ、迷ったらこの3つの軸で
畳コーナー付きの客室は、志賀高原全体で見ればまだ選択肢が限られています。だからこそ、価格を優先するか、泉質のバリエーションを優先するか、評点の高さを優先するかで選ぶ軸を決めてしまうのが早道です。
子どもとゆっくり畳で過ごしたいだけなら、まずは幸の湯かホテルタキモトを検討してみてください。少し予算を上げてでも満足度を取りたいなら、白い温泉 渓谷の湯が候補になります。どの宿も、畳の上でくつろげる時間そのものが目的地になる部屋です。
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